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地方銀行の不動産管理は、所有不動産記録証明制度と地番ポリゴンで次の段階へ|ただし抵当権者としての名寄せには使えません

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地方銀行の不動産管理は、所有不動産記録証明制度と地番ポリゴンで次の段階へ|ただし抵当権者としての名寄せには使えません

地方銀行の不動産管理は、所有不動産記録証明制度と地番ポリゴンで次の段階へ|ただし抵当権者としての名寄せには使えません

 地方銀行は、地域経済を支える金融機関として、長い年月にわたり各地に拠点を展開してきました。

 本店、支店、出張所、ローンプラザ、事務センター、研修施設、社宅、寮、駐車場、ATM用地、旧店舗跡地、統廃合後に残った土地、福利厚生施設、保養所、合併で承継した不動産。

 地方銀行の不動産は、単なる固定資産ではありません。

 地域との接点であり、顧客との接点であり、信用の象徴であり、歴史そのものでもあります。

 一方で、銀行を取り巻く環境は大きく変化しています。

 人口減少、地域経済の変化、店舗網の見直し、デジタルバンキングの普及、店舗統廃合、事務集中化、持株会社化、合併、共同化、システム統合、グループ再編。

 このような変化の中で、地方銀行が保有する不動産も、改めて見直すべき時期に来ています。

 固定資産台帳には載っている。

 登記簿上は銀行名義になっている。

 税務上も管理されている。

 しかし、その不動産が地図上のどこにあり、どのような形で、現在どのように使われていて、今後も保有すべきなのか。

 ここまで整理されているでしょうか。

 特に、合併や店舗統廃合の歴史がある地方銀行では、旧銀行名義、旧商号、旧本店所在地、旧支店跡地、旧社宅、旧寮、旧事務センターなど、過去の経緯を踏まえなければ把握しにくい不動産が残っている可能性があります。

 そこで活用できる入口の一つが、所有不動産記録証明制度です。

 ただし、地方銀行向けにこの制度を提案する際には、必ず注意しなければならない点があります。

 それは、所有不動産記録証明制度は、あくまで「所有権の登記名義人」として記録されている不動産を一覧化する制度であり、抵当権者・根抵当権者としての名寄せ制度ではないということです。

 地方銀行は多数の担保不動産に抵当権や根抵当権を設定していることがあります。

 しかし、銀行が抵当権者であるという理由だけで、この制度を使って全国の担保不動産を名寄せできるわけではありません。

 この点を誤解してはいけません。

 所有不動産記録証明制度は、地方銀行が「自ら所有する不動産」を棚卸しするための入口として使う制度です。

 担保不動産の管理には、別途、銀行内部の融資・担保管理情報、登記情報、対象物件リスト、担保評価資料などを組み合わせる必要があります。

 この記事では、地方銀行の不動産管理の実態、合併・店舗統廃合の歴史がもたらす課題、所有不動産記録証明制度の正しい使い方、そしてLRAD|LRVision Asset Discoveryによる保有不動産の棚卸し・地番ポリゴン地図化の必要性について整理します。

地方銀行の不動産は、地域金融の歴史そのものです

 地方銀行は、地域ごとに店舗網を築いてきました。

 駅前の本店。

 商店街にある支店。

 郊外に移転した新店舗。

 統廃合で閉鎖された旧店舗。

 営業担当者向けの社宅や寮。

 研修施設。

 事務集中センター。

 駐車場やATM用地。

 これらは、地域金融機関が地域とともに歩んできた証です。

 しかし、時代が変われば、必要な不動産も変わります。

 店舗に来店する顧客が減る。

 インターネットバンキングやアプリ利用が増える。

 店舗を大型化・集約化する。

 窓口業務を縮小し、相談型店舗へ移行する。

 法人営業やローン相談機能を別拠点へ集約する。

 人口減少地域では、店舗の維持が難しくなる。

 このような変化の中で、かつて必要だった不動産が、現在の経営戦略に合わなくなっていることがあります。

 その不動産をどうするのか。

 継続保有するのか。

 売却するのか。

 賃貸活用するのか。

 地域拠点として再活用するのか。

 グループ会社で利用するのか。

 災害対応拠点として残すのか。

 この判断をするには、まず、保有不動産の全体像を正確に把握する必要があります。

合併・再編・店舗統廃合が、不動産管理を複雑にします

 地方銀行の不動産管理を難しくする大きな要因の一つが、合併・再編・店舗統廃合の歴史です。

 個別の銀行名を挙げる必要はありません。

 地方銀行業界全体として、長い年月の中で、経営統合、合併、持株会社化、グループ再編、店舗統廃合、事務部門の集中化、共同店舗化などが行われてきました。

 このような変化は、経営効率化のために必要なものです。

 しかし、不動産管理の面では、情報が複雑になりやすくなります。

 旧銀行名義で取得された不動産。

 旧本店所在地を前提とした登記情報。

 合併により承継した支店跡地。

 店舗統廃合で空き店舗になった土地建物。

 旧社宅や旧寮として使われていた土地。

 事務センター移転後に残った土地。

 駐車場だけが別筆で残っている土地。

 支店敷地と道路持分、通路、隣接地が複数筆に分かれている土地。

 これらの情報は、固定資産台帳、登記記録、契約書、旧図面、社内資料、支店資料、税務資料、管財部門の資料に分散していることがあります。

 つまり、地方銀行の不動産管理では、「どの不動産を持っているか」だけではなく、「どの歴史から来た不動産なのか」も重要になります。

 現在の銀行名だけでなく、旧商号、旧所在地、合併履歴を踏まえた棚卸しが必要になります。

台帳にあることと、地図で判断できることは違います

 地方銀行では、固定資産台帳や会計システムにより、不動産は一定程度管理されています。

 所在地、地番、面積、取得日、取得価額、帳簿価額、固定資産税、用途、管理部署、賃貸状況、使用状況。

 これらの情報は、会計、税務、監査、内部統制のために整備されているはずです。

 しかし、台帳にあることと、経営判断に使えることは違います。

 台帳上の所在地を見ても、その土地が地図上のどこにあるのかを直感的に把握できるとは限りません。

 地番が記載されていても、その土地がどこからどこまでの範囲なのかは、地番だけでは分かりにくいものです。

 支店敷地のように見えても、実際には複数筆に分かれていることがあります。

 旧駐車場だけが離れた場所に残っていることがあります。

 支店建物は売却済みでも、道路状の土地や通路持分だけが残っている可能性があります。

 社宅跡地が複数筆に分かれており、一部だけが未利用になっていることもあります。

 これらは、文字情報だけでは気づきにくい論点です。

 不動産は、地図上で見て初めて、場所、形、隣接関係、接道、周辺環境、活用可能性が見えてきます。

 地方銀行の不動産管理は、台帳だけでなく、地図と接続する必要があります。

所有不動産記録証明制度は、銀行自身の保有不動産の棚卸しに使う制度です

 所有不動産記録証明制度は、登記記録上、特定の人や法人が所有権の登記名義人として記録されている不動産を一覧的に把握するための制度です。

 地方銀行にとっては、銀行自身が所有権の登記名義人となっている不動産を確認する入口になります。

 たとえば、銀行名義の本店、支店、旧支店、社宅、寮、研修施設、駐車場、遊休地などの確認に活用できます。

 また、合併や商号変更、本店移転の歴史がある場合には、現商号だけでなく、旧商号、旧所在地、合併履歴を整理したうえで、検索条件を設計する必要があります。

 ここで大切なのは、制度を使えば完全にすべてが自動的に出てくると考えないことです。

 登記記録の検索は、登記上記録されている名称や住所などを前提とします。

 過去の商号や旧所在地のまま残っている不動産、表記ゆれ、古い登記記録、改製前後の情報など、確認すべき点は残ります。

 したがって、地方銀行でこの制度を使う場合は、事前の検索条件設計が非常に重要です。

 どの法人を対象にするのか。

 どの旧商号を対象にするのか。

 どの合併履歴を確認するのか。

 どの本店所在地の時代を考慮するのか。

 どのグループ会社を対象に含めるのか。

 この整理なしに証明書を取得しても、経営判断に使える棚卸しにはなりません。

注意|抵当権者・根抵当権者としての名寄せには使えません

 地方銀行向けに所有不動産記録証明制度を説明するとき、最も注意すべき点があります。

 それは、この制度は、抵当権者や根抵当権者としての名寄せには使えないということです。

 地方銀行は、住宅ローン、事業性融資、不動産担保融資などで、多数の不動産に抵当権や根抵当権を設定していることがあります。

 そのため、制度名を聞くと、「銀行が抵当権者になっている担保不動産を全国から一覧で出せるのではないか」と誤解される可能性があります。

 しかし、所有不動産記録証明制度は、所有権の登記名義人として記録されている不動産を対象とする制度です。

 抵当権者、根抵当権者、賃借権者、地上権者など、所有権以外の権利者として記録されている不動産を、この制度で一括名寄せするものではありません。

 したがって、地方銀行がこの制度を利用する目的は、銀行自身が所有している不動産の棚卸しです。

 担保不動産の棚卸しは、別の考え方が必要です。

 担保物件については、銀行内部の融資管理システム、担保管理システム、担保台帳、登記済証・登記識別情報、設定契約、評価資料、登記事項証明書、共同担保目録などを起点に整理する必要があります。

 そのうえで、対象物件リストを地番ポリゴンと照合し、担保不動産マップとして可視化することは可能です。

 しかし、それは所有不動産記録証明制度による名寄せではありません。

 ここを明確に区別することが、地方銀行向け提案では非常に重要です。

銀行自身の保有不動産と、担保不動産は分けて考える

 地方銀行の不動産情報には、大きく分けて二つの領域があります。

 一つは、銀行自身が所有している不動産です。

 本店、支店、旧支店跡地、社宅、寮、研修施設、駐車場、遊休地などがこれに当たります。

 この領域では、所有不動産記録証明制度を活用し、銀行名義の不動産を棚卸しすることが考えられます。

 もう一つは、融資先や住宅ローン利用者などが所有し、銀行が抵当権者・根抵当権者として関与している担保不動産です。

 この領域では、所有不動産記録証明制度ではなく、銀行内部の担保データを起点にする必要があります。

 この二つを混同すると、制度の説明を誤ります。

 銀行自身の保有不動産は、所有者としての棚卸し。

 担保不動産は、抵当権者としての担保管理。

 どちらも地番ポリゴンによる地図化と相性は良いですが、入口となるデータが違います。

 この整理をしたうえで提案することで、地方銀行にとって分かりやすい不動産情報基盤を設計できます。

地番ポリゴンで、支店・旧店舗・社宅跡地を面で把握する

 地方銀行の保有不動産を見直すうえで、地番ポリゴンは非常に有効です。

 地番ポリゴンとは、一筆ごとの土地の範囲を地図上に面として表示する情報です。

 ピンを立てるだけでは、その不動産のおおよその位置しか分かりません。

 しかし、地番ポリゴンを使えば、その土地がどこからどこまでなのか、どのような形なのか、道路に接しているのか、隣接地との関係はどうなっているのかを確認できます。

 たとえば、旧支店跡地が一筆の整形地なのか、複数筆に分かれているのか。

 駐車場が店舗敷地と一体なのか、道路を挟んで別筆なのか。

 社宅跡地が住宅地として売却しやすい形なのか、細長い土地や私道持分を含むのか。

 研修施設や寮の敷地が、どの範囲まで広がっているのか。

 支店統廃合後に残った土地が、現在の営業エリアや駅前立地とどう関係しているのか。

 これらは、地図上に面で表示して初めて分かりやすくなります。

 地方銀行の不動産は、地域に根ざしているからこそ、場所の意味が大きいです。

 地番ポリゴンは、その場所の意味を可視化します。

LRADが地方銀行の不動産棚卸しで整える状態

 LRAD|LRVision Asset Discoveryは、所有不動産記録証明制度を活用した保有不動産の探索・棚卸し・地番ポリゴン地図化ソリューションです。

 地方銀行向けには、次のような流れが考えられます。

  1. 対象法人を整理する
  2. 現商号、旧商号、旧本店所在地、合併履歴を整理する
  3. 所有不動産記録証明制度の検索条件を設計する
  4. 銀行自身が所有権の登記名義人となっている不動産を一覧化する
  5. 固定資産台帳、管財資料、登記情報と照合する
  6. 地番ポリゴンと結びつけ、地図上に配置する
  7. 閲覧用Googleマップで部署横断に共有する
  8. 売却、継続保有、賃貸活用、現地確認、測量・境界確認などの次の判断へ進める

 LRADの価値は、証明書を取得することだけではありません。

 証明書、登記情報、地番ポリゴン、閲覧用地図を一つの情報基盤として整えることにあります。

 これにより、地方銀行の保有不動産は、台帳上の文字情報から、経営判断できる地図情報へ変わります。

地方銀行で想定される具体的な活用場面

1. 店舗統廃合後の不動産整理

 店舗統廃合により、旧支店や旧出張所の不動産が残っている場合があります。

 建物は解体済みでも土地が残っている。

 店舗部分は売却済みでも、駐車場や通路が残っている。

 複数筆のうち一部だけが未利用になっている。

 このような不動産を地図上で確認すれば、売却や活用の優先順位を付けやすくなります。

2. 社宅・寮・研修施設の見直し

 地方銀行では、過去に行員向けの社宅、寮、研修施設を保有していたケースがあります。

 働き方や人事制度の変化により、これらの施設の必要性は変わっています。

 低利用の社宅や寮、老朽化した研修施設、維持管理コストが高い施設は、再評価の対象になります。

 地番ポリゴンで敷地の範囲や形状を確認することで、売却、建替え、賃貸、用途転換の検討がしやすくなります。

3. 合併で承継した不動産の再確認

 合併や経営統合を経験した地方銀行では、旧銀行名義の不動産や、承継した不動産が複雑に残っている可能性があります。

 現商号だけではなく、旧商号や旧本店所在地を踏まえて検索条件を設計し、所有不動産記録証明制度を活用することで、保有不動産の再確認ができます。

 その結果を地番ポリゴンで可視化すれば、どの地域に、どのような不動産が残っているのかを一目で確認できます。

4. 内部統制・監査対応

 固定資産台帳に載っている不動産と、登記上の所有不動産が一致しているかを確認することは、内部統制や監査対応の観点でも重要です。

 台帳にあるが登記上確認が必要な不動産。

 登記上は銀行名義だが、台帳上の扱いが不明確な不動産。

 旧商号や旧所在地のまま残っている可能性がある不動産。

 このような論点を地図上で整理することで、部門横断で共有しやすくなります。

5. BCP・災害対応

 地方銀行にとって、災害時の拠点確認は重要です。

 本店、事務センター、重要支店、代替拠点、現金輸送や事務処理に関係する施設、旧拠点の活用可能性などを地理的に把握することは、BCPの観点でも意味があります。

 保有不動産を地図上に配置し、災害リスク情報や重要拠点情報と重ねることで、初動確認を速くすることができます。

担保不動産管理にも地図化は有効。ただし入口が違います

 地方銀行にとって、保有不動産だけでなく、担保不動産の管理も重要です。

 住宅ローン、事業性融資、不動産担保融資、根抵当権付き融資など、銀行は多数の不動産担保を管理しています。

 担保不動産についても、地番ポリゴンによる地図化は有効です。

 担保物件の位置。

 共同担保の広がり。

 土地の形状。

 建物の有無。

 周辺環境。

 災害リスク。

 担保評価替えの優先順位。

 これらを地図上で確認できれば、担保管理の高度化につながります。

 ただし、繰り返しになりますが、所有不動産記録証明制度は抵当権者としての名寄せ制度ではありません。

 担保不動産を地図化する場合は、銀行内部の担保台帳や融資データを起点に、対象物件を整理し、地番ポリゴンと照合する必要があります。

 銀行自身の保有不動産棚卸しと、融資先の担保不動産管理は、別プロジェクトとして設計すべきです。

 この区別を明確にしたうえで、地図化の対象を定義することが重要です。

PoCは、まず100〜300筆からでよい

 地方銀行の保有不動産は、対象法人や合併履歴を含めると相当数になる可能性があります。

 そのため、最初から全件を対象にする必要はありません。

 まずはPoCとして、100筆から300筆程度の範囲で検証する方法が現実的です。

 たとえば、次のようなテーマで始めることが考えられます。

  • 特定県内の旧支店跡地
  • 社宅・寮・研修施設の棚卸し
  • 店舗統廃合で生じた遊休不動産
  • 旧銀行名義で残っている可能性のある不動産
  • 固定資産台帳と登記記録の照合が必要な地域
  • BCP上重要な拠点周辺の保有不動産

 PoCでは、地図を作ること自体が目的ではありません。

 社内で使える不動産情報基盤になるかを確認することが目的です。

 管財部門、総務部門、財務部門、法務部門、監査部門、経営企画部門が同じ地図を見て、次の判断に進めるかを確認します。

 この検証ができれば、次に対象地域や対象法人を広げることができます。

地方銀行にとっての導入効果

 地方銀行がLRADを活用することで、次のような効果が期待できます。

 第一に、銀行自身が所有している不動産の全体像を把握しやすくなります。

 現商号だけでなく、旧商号や合併履歴を踏まえた棚卸しができます。

 第二に、固定資産台帳と登記情報の照合が進みます。

 台帳上の所在地や地番を、地図上の地番ポリゴンとつなげることで、所在確認がしやすくなります。

 第三に、店舗統廃合後の不動産活用を検討しやすくなります。

 旧店舗、駐車場、隣接地、社宅跡地などを地図上で確認し、売却、賃貸、継続保有、現地確認の判断に進めます。

 第四に、内部統制や監査対応に活用できます。

 登記上の所有不動産と社内台帳のズレを把握し、確認プロセスを標準化できます。

 第五に、BCPや災害対応にも活用できます。

 重要拠点や代替拠点、保有不動産の地理的分布を共有し、災害時の初動確認を速くできます。

 第六に、部門横断の会議で使いやすい資料になります。

 不動産は、文字の一覧だけでは議論しにくい資産です。

 地図で見える化することで、経営層、管財部門、財務部門、法務部門、監査部門が同じ画面を見て判断できます。

地方銀行向け提案で伝えるべきメッセージ

 地方銀行向けに提案する場合、単に「不動産を地図化できます」と伝えるだけでは弱いです。

 伝えるべきメッセージは、次のようなものです。

 地方銀行の不動産は、地域金融の歴史とともに蓄積されてきた資産です。

 しかし、合併、店舗統廃合、旧商号、旧所在地、社宅・寮の廃止、事務センターの移転などにより、現在の経営判断に使える状態で整理されていない可能性があります。

 所有不動産記録証明制度は、銀行自身が所有権の登記名義人となっている不動産を棚卸しする入口になります。

 ただし、抵当権者としての名寄せには使えません。

 銀行自身の保有不動産と、融資先の担保不動産は分けて考える必要があります。

 LRADは、所有不動産記録証明制度を活用し、保有不動産を探索し、地番ポリゴンと照合し、閲覧用Googleマップで共有できる状態に整えます。

 これにより、地方銀行は、台帳から始める不動産管理を、地図で判断できる資産管理へ進めることができます。

まとめ

 地方銀行は、地域に根ざした長い歴史の中で、多くの不動産を保有してきました。

 本店、支店、旧支店、社宅、寮、研修施設、駐車場、ATM用地、事務センター、店舗統廃合後の跡地。

 これらは銀行の歴史そのものである一方、現在の経営環境では、改めて棚卸しと見直しが必要な資産でもあります。

 合併、経営統合、持株会社化、店舗統廃合、旧商号、旧所在地などの歴史は、不動産情報を複雑にします。

 固定資産台帳には載っていても、登記情報、地番、地図、現況、活用方針が一つにつながっていないことがあります。

 所有不動産記録証明制度は、銀行自身が所有権の登記名義人として記録されている不動産を棚卸しする入口になります。

 しかし、ここで最も重要なのは、この制度は抵当権者・根抵当権者としての名寄せ制度ではないということです。

 銀行が担保権者として関与している担保不動産を、この制度だけで全国一覧化することはできません。

 銀行自身の保有不動産の棚卸しには所有不動産記録証明制度。

 担保不動産の管理には銀行内部の担保データ。

 この二つを明確に分ける必要があります。

 LRAD|LRVision Asset Discoveryは、地方銀行自身の保有不動産について、所有不動産記録証明制度を活用し、検索条件を設計し、地番ポリゴンと照合し、閲覧用Googleマップで共有できる状態に整えるソリューションです。

 台帳に眠っている不動産を、地図で判断できる資産へ。

 旧店舗跡地、社宅跡地、合併承継不動産、遊休地、重要拠点を、次の経営判断に使える形へ。

 地方銀行の不動産管理は、保有している事実を確認する段階から、地図で見える化し、活用・整理・内部統制・BCPへつなげる段階に進むべき時期に来ています。

関連情報

法務省「所有不動産記録証明制度について」

土地家屋調査士法人JON「法人所有不動産 全国可視化」

株式会社JON「APIプロダクト」

株式会社JON「インデックス・マップ」

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